海軍の料理

海軍の料理は、バリエーションが広い。艦隊によっても、船によっても独自の料理があったようだ。さらに海軍では士官と兵卒により食事の質・量が異なっていたのだから、各艦船が各レストランの状態を呈していたのではないだろうか。

参考文献としては

海軍割烹術参考書 真鶴海兵教団 明治41年

海軍五等主厨厨業教科書(海軍省教育局) 大正7年1月

海軍四等主計兵厨業教科書(海軍省教育局)

副食品標準献立(案)海軍経理学校研究部 昭和12年5月

第一艦隊献立調理特別努力週間献立集 昭和14年

このうち「海軍主計兵厨業教科書(海軍省教育局)」が陸軍における「軍隊調理法」のようにテキストとして用いられ、大正から昭和まで何回も改訂されていたようだ。

現在、閲覧可能なものとしては

【1】復刻 海軍割烹術参考書 [単行本]

前田 雅之 (翻訳), 猪本 典子

明治41年舞鶴海兵団が発行した大日本帝国海軍版「料理の基礎」

出版社: イプシロン出版企画; 復刻版 (2007/08), 単行本, 167ページ

ISBN-10: 4903145247

【2】海の男の艦隊料理 : 「海軍主計兵調理術教科書」復刻

『海軍主計兵調理術教科書』(海軍省教育局昭和18年刊)の改題再刊

イラスト・監修:高橋孟

出版社: 新潮社 (1986/12), 文庫, 355ページ

ISBN-10: 4101278032

または

出版社: ノーベル書房 (1983/05), 単行本, 351ページ

ASIN: B000J7CYB2

【3】海軍五等主厨厨業教科書

著者 海軍教育本部 編

出版者 帝国海軍社出版部

出版年月日 大正7

近代デジタルライブラリー

http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/941875