飯ごう1形を使った炊飯及び副食の調理法

飯ごう1形を使った炊飯及び副食の調理法「陸上自衛隊教本」

 

1.炊飯

 1食炊きの場合は、中ぶたに約1杯の米を水洗(ふたをして上下に振る)し、

 水を飯ごうの3分の1(下の水量線)まで入れ、2食炊きの場合は、同じく約2杯の

 米に水を3分の2(上の水量線)まで入れて浸透火にかける。

 沸騰後5~6分してから逐次直火から遠ざけ、約5分後に火からおろし、逆立てに

 して5~7分蒸らすと出来上がる。

 

炊飯にあたり着意すべき事項は、次のとおりである。

 (1) 2個以上の飯ごうを並べてかける場合は、飯ごうの側面の凹部は凹部と、

     凸部は凸部とを互いに向き合わせて、火が均等にまわるようにする。

 (2) 炊飯中にふたを取ったり、中途で火からおろさない。

 (3) 飯ごうから汁が吹き出し終わったら、逐次火力の弱い所に移す。

 (4) ふたを棒で軽くたたいて、重く鈍い音がするまでは、火からおろさない。

 

2.副食の調理

 飯ごうによる副食の調理は、通常簡単な献立(調理済食品等)を適用する。